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2009年3月

父に嘘をつきます

ついに父の電話が一日数回になりました。

妹たちの意見を総合しますと(私は長女)、

○次女・・・再飲酒したわけではないらしい(ちょくちょく様子を見に行っている祖母情報)。
あのハイテンションは、抗鬱剤による影響みたいだ。

○三女・・・父に「携帯を解約した」ということにして早二年。父からの電話がないというだけで、自分の心配ごとの八割は消えた。家の固定電話の番号だけは教えているが、こちらは出ないでいることが容易なので。

○四女・・・母が父の心配をしているのが気がかりだ。(母と同居しているのは四女だけ。父と母は四年ほど前に離婚している)

・・・

携帯の着信履歴に父のフルネームが連続して残っているというのは、憂鬱なものです。
別に怒鳴られるとか愚痴られるとかそういったマイナスな内容ではない(はず)なのに、なぜかプレッシャーがかかるのです。

登録しているのがフルネームだから気になるのだ。
「father」としてみてはどうか。

などとあほらしいことも考えたのですが、根本的な解決になっていないので(当たり前)、やめました。

・・・

昨日、行動を起こしました。
新しい携帯電話を買いに行ったのです。もちろん新しい番号で。

いまどき携帯の番号変えるひとって少数派ですよね。
私ももう何年も同じ番号でした。

でも、いま私が一番優先すべきは自分の心身の健康であると思うのです。
不安はお腹の赤ちゃんにも伝わるし・・・

古い携帯もまだ持っているので、こちらをいつ解約するかが問題。
父へは家の固定電話の番号を伝えようと思っています。

ちなみにこのことを母や妹たちにメールで告げたら、同じことをすでにやっている三女から「平穏な妊婦生活を」と返信がきただけで、あとの母、次女、四女からはノーコメントです。
ちょっと薄情と思われているのかも。
特に母と次女は父に対して温情の厚いタイプですから。

・・・

新しい携帯を手に、私が久々に感じて我ながら驚いたのは、

罪悪感

です。そんなもの、とんと感じたことがなかったのです。「自分と自分の家族を第一に」と考えるようになってからは。

それが

「孫と話すのを楽しみにしているのに、それが減ったら父の楽しみも激減するだろうな」

なんていう考えが頭をよぎる。
実際、我が家の家電話はFAX専用にしているので、こちらからかけない限り父と話すことはなくなるでしょう。

・・・

でも、

新しい携帯を持つことで自分を守りたい」←ちょっと大袈裟な表現ですが

まだすべてを断ったわけではない
(住所を教えているから手紙は書けるし)

という気持ちが最終的に大きいので、近日中に解約したことを告げる手紙を出そうと思います。

・・・

父が断酒を続けている限り、応援したい気持ちは強くあります

でも、

それでも、

電話が多いと疲れてしまうのです。

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疑い濃厚

昨日「父がスリップ(再飲酒)しているかも」という日記を書きました。

その後あんまり電話がしつこいので出たら、テンション高めでしたが、まあ普通の会話でした。

内容は、私の娘(父の孫)や、私のおなかの赤ちゃんについてなど。

ところが、

一点だけ妙に気にかかることがありました。それは、以下のような会話です。

父「俺は孫のことはそんなに心配にはならない。安心していられるんだ。でも、お前たち、つまり俺の子どもたちに何かあったら、俺は一気にガタっとくる気がするんだよ。とにかく元気でいてくれよ」

私「お父さんは元気なの。病院は行ってる?」

(父は退院後アルコール外来に通院しており、そこで嫌酒剤を処方されている。その薬を飲んでいるから酒が呑めない、呑みたくならないと言っていた)

父「二週間に一回行ってる。でももう行かなくても大丈夫なんじゃないかと思い始めている」

私「その油断が危ないんだよ。ちゃんと通わないとだめだよ」

父「(急に声色が変わって)親に向かってなんて言い方だ」

以上です。
どこが気にかかるのかと言いますと、「もう行かなくても大丈夫なんじゃないか」という考えと、最後のセリフを言うときの怒りスイッチが入ったような声です。父の目つきが瞬時に変わるようすが目に浮かびます。

アルコール専門病院から退院した直後は「もう酒なんか飲んだら自分は死んでしまう」「すべてダメになってしまう」と危機感を抱いていたと思うんです。

それが「もう大丈夫なのでは」と感じるようになるというのは、

1.油断している
2.すでに呑んでいる

いずれかだと私は思うのです。
父の言葉通り「大丈夫」ということは、まずあり得ません。この病気に限っては。
10年断酒していた人が、結婚式で乾杯しただけでスリップ、連続飲酒→あっという間に再入院という事例もあります。

また、「怒りスイッチ」に関しては、呑んでいるときによくあることでした。私や妹たちが幼少時代から。

ちょっとでも気に障る言動を誰かがすると、一気に感情が爆発して、まさに火山の噴火のように暴言を吐き、さらには暴れまわって相手に手を上げるのです。
相手、というのは自分の妻や子どもたちです。(父は会社や一般社会では真面目にしていました)

そのときの様子と、ちょっと似ていたんです。

もしこういう分析について、母や妹が言ったとしたら、私は「気にしたってしかたない。自分がきつくなるだけ。どうせ呑むくらいに思っといた方が楽なんじゃないの」と言うでしょう。

今もそう思っています。
ただ、やはり父には断酒を続けてほしい気持ちがありますし(理由:父の健康、将来。父の周りの人間の健康、将来)、
再飲酒しているのに、話したり手紙を書いたりするほどお人好しなことはしたくありません。

・・・

父がスリップしたかどうかを確かめる方法はいくつかあります。

1.直接「呑んでるの?」と訊く
2.訊かないなら、頻繁に電話して状況をつかむ
3.祖母(父の母)に、父のアパートへ行ってもらう

まず、2は消えます。私がしんどいからです。
1に関しては、父は嘘をつきませんので(ついてもどうせバレるから)効果的といえば効果的なんです。けれど、なかなか訊きづらいものがあります。もし呑んでいなかったら父が傷つき、「疑われるくらいなら」という気持ちにならないとも限らないからです。

となると、3です。私の家と父のアパートは飛行機と電車で4時間近くかかりますので、私が直接見に行くことは不可能です。

祖母は父とおなじ県内に住んでいて、ちょくちょく様子を見に行ってはいるようです。
そう気が進むことでもないので、ちょっと気が向いたとき祖母に電話してみようかと思います。
祖母はかなり厳しい人で、父と同様支配的なところがあるので、積極的に交流を持とうという気持ちにはなかなかなれないのです。妊婦だから余計に、かもしれませんが。

・・・

まー、呑んじゃってたら呑んじゃってたで仕方ない!

それが父の人生です。

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父、ついに再飲酒か

父が今回入院したのは去年の6月。退院は12月。
それから少なくとも、先週までは呑んでいなかったはず。

つまりなんと9か月も断酒に成功しているのです。
これは、父の飲酒人生はじまって以来のこと。

ところが、最近「怪しいなあ」「もしや呑んでる?」と思うことが少々・・・

1.電話の回数が増えた
2.やけにハイテンション

退院後の父の電話ペースは、二週間に一回でした。
「あんまりかけても、お前たちも迷惑だろうから」などとものすごくまっとうなことを言っていたのです。

生活保護を受けているので、経済的にそう頻繁にかけられないということもあったのでしょうが。

それが最近、二日に一回くらいかけてきます。
私は「出るのは二週間に一回」と決めているので、たまにしか出ません。

これまで父とのあいだには長い葛藤の歴史があって、私が学んだのは「自分と夫と娘を最優先にする」ということ。

しかも現在妊娠していますので、自分の精神衛生上よくないことはしたくありません。
こういうのを、父の姉は、薄情だというのでしょうけど。(アルコール依存症-バトルをご参照ください)

それでも、まだスリップしたと決まったわけではありませんので、娘(父にとって孫)の写真や手紙を送ったりはしています。
電話で話すときもフレンドリーです。

これが今私ができる限度いっぱい。というか、してあげたいこと限度いっぱい

・・・

心配なのは、母です。

別れた夫のことなのに「ねえ、最近呑んでるっぽくない?」なんて言います。
ちょいちょい電話があるそうなんですが。

そんなことを言うなら、私が思うに

父を引き取って面倒を見たらいいのです。それができないなら、気にしない

すべてゼロイチで考えるのは危険かもしれませんが、少なくとも父と母の関係においては私はそう考えています。

だって、半端に心配したって、誰もどうにもならない。少なくともいいことはなにもない気がします。

妹も同様で、やはり父のことはすごく気にかかるようです。
これは、母や妹が父と長年かかわってくるあいだに、そうした心理状況に追い込まれたのだと思います。

なにかをしてあげたい。彼は一人じゃだめなんだから。

そう、共依存です。それを断ちきるために離婚したのに、そしてそれは父のためでもあったのに、依然そうした感情を抱き続けるのはとっても無駄です。

難しいことだとはわかっているんですけどね。

そうこうしているうちに、また父からの着信アリです。
呑んでいたら、写真などを送るのはもうやめます。

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