ジョージ朝倉の才能と欠点
ジョージ朝倉『ピース オブ ケイク』五巻をずっと探していたのですが、昨日やっとビレッジバンガードで見つけました。しかもこれが最終巻!!
発行日が2009年2月となっていてビックリ。その間数え切れないほど書店に行ったのに、発見できなかったのはなぜ・・・
売り切れだったのか、それほど仕入れられていないのか。
帯には「ジョージの漫画を読むと、自分のなかの女がチクチク痛くなる」と蜷川実花さんの推薦つき。これは期待大だぞ~~~
と読み始めたのですが、
・・・
ガッカリ(涙)
蜷川さんのお言葉、それが当てはまるのは3巻まで(よく言って4巻まで)。
この最終巻には当てはまりません。
どうしてこんな風に話が展開していくのか? いくら仕事がなくなったからといって犯罪まがいのことに手を染めるなんて無茶苦茶すぎるし、軟弱な男にお堅い職業の彼女が実はいたり、なんて定番すぎて興ざめ。その軟弱な男とリゾート地にいくまでの経緯もリアリティゼロなら、男がそこで恋に落ちる相手もリアリティゼロ。
つまり!!
4巻まではあった「そうそう!! 恋ってこうなのよね!!」という共感度が一気になくなってしまったのです。
もちろん、本を読む楽しみとして、
「へえ~こんな世界もあるんだ」
という未知への興味があることも重々承知。とはいえ、そこにはリアリティがないとだめだと思うのです。
【結論】
ジョージ朝倉には才能があると思います。
その才能とは、
発想力、共感力
人が思いつかないようなキャラ、ストーリーを構想し、人の心をわしづかみにする力。
しかし、たいてい終盤にさしかかるにつれ、ストーリーがだれて、ありえないような展開になったり、唐突な終わり方になったりしてしまう。
(たとえば『カラオケ・バカ一代』『ハッピーエンド』『少年少女ロマンス』『ハートを打ちのめせ!』)
飽きっぽいのでしょうか。それとも、編集の方の腕が足りないのでしょうか。
もったいない。ああもったいない。
残念だなあ。ずっと楽しみに読んできたのに、『ピース オブ ケイク』
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