アルコール依存症-バトル

年賀状がこないと怒られて―其の弐―

「年賀状がこないと怒られて」http://child-book-time.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-567f.html

の続編です。昨日妹が我が家へ遊びに来てくれた際に聞いたのですが、

・祖母はうちが喪中であることを知っていた(2008年12月中旬の段階で)
・妹は伯母Aに年賀状を出したが、返事は来なかった

とのこと。
驚きましたが、百歩譲って高齢の祖母が喪中であることを忘れていたとしても、年賀状の返事を出さない伯母というのはどうなんでしょう。

しかも、相手はバトルした私ではなく、従順で情に厚い妹・・・

伯母Aへの謎は深まるばかりです。

【もうひとつの謎】

謎と言えば、祖母と電話で話した際、きつく言い渡されたことがあります。
それは、「祖母の妹に、私の妊娠のことは話すな」ということ。

祖母の妹と私は仲がよく、小さいころからとてもお世話になっていました。
それをなぜ、妊娠を隠せというのかというと、

・祖母の妹には孫が一人しかおらず、とても幼い。
その子が子どもを産むまで自分(祖母)が生きているとは思えない。
お祝いをしてもらうばかりで、こちらがお祝いできないのは心苦しい。

・祖母の妹は時間とお金が有り余っていて、人の詮索をするのが大好き。(祖母談)
アルコール依存症の父のこともいろいろと詮索されて腹が立った。

といったふたつの理由からです。

私と祖母とでは境遇が違いすぎるので(年齢、住んでいる地域など)、理解がとても難しい。
孫の妊娠を妹に秘密にされたら、私ならちょっと傷つく・・・

自分(祖母)の気持ち優先で、祖母の妹や私の気持ちは後回しにされている気がしてしまったのです。

【他人のこと言えるの?】

と、ここで私は自分のことを振り返ってみました。

伯母Aとの確執において、私は自分のことばかり考えていると言えないか?

伯母A、父、私。

この三人の登場人物の中で、私は叔母Aと父を後回しにして、自分を最優先にしていないだろうか?

してます。確かに!!

「自分を第一に考えることが大切」「やっと自分を大事にできるようになってきた」
なんてこのブログでも書いていますもんね。

こう考えるとやはり、祖母の気持ちも尊重すべきなんだなーと思えました。

とりあえず今は、父の気持ちも考える方向では進んでいますけどね・・・
孫の写真送ったり、たまーに電話したり。自分に負担のない程度に。

相手の立場にたつというのは、本当に難しい。

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「年賀状がこない」と怒られて

祖母から電話がありました。どことなく歯切れが悪いので、「何かあったのだな。父に関することかな?」などと思っておりましたら、

「Aちゃんがjunnaから年賀状が来ないと言っている」

という驚愕のお言葉。
Aというのは祖母の娘(私の伯母)です。伯母としゃべったのは2008年8月末。

「あほっ!!」

と怒鳴られたのが最後です。

http://child-book-time.cocolog-nifty.com/blog/cat32652356/index.html

↑詳細はこちら。

そんな伯母になぜ私が年賀状を出さねばならないのか?

というのが正直な気持ちですが、そんなことを祖母に言っても仕方がないので
「喪中だから」
と言いました。(実話)

祖母は大きく息を吐いて、「なるほどー! それで合点がいったわ」と嬉しそうな声を出しました。

喪中じゃなくても出さないけど。なーんてことは心の中だけで言う。

祖母は明るい声で言いました。

「じゃあ、喪中葉書を出してくれんね?」

えーーー!!!

今から出したとして、届くのは1月5日。年賀状をもらってない人に対してそんな日に喪中葉書を出すってなんか変じゃない?

「私は伯母さんから年賀状もらってないんだけど」と言うと、

「Aちゃんは本当に大変やったんよ。大便のこびりついた部屋の掃除から離れた場所にある病院へ通うのから、全部やったんだから。それなのにjunnaはなんで挨拶のひとつもしてこないんだろうって思ってるんじゃない」

祖母の言葉を聞いて、私はいろんなことを考えました。

・伯母が父の入院にかかわったのは今回がはじめて。それまでは母や私たち姉妹がずっとやってきた。何十年もそんな父に育てられてきた。

・自分の姪がそんな風に生きてきたことに対し、伯母は何も感じないのか? (私だったら自分の姪がそうだと知ったら、気づかなくて悪かったとか何かできることはないかと思う)

・祖母は父を育てた人。叔母は父と一緒に育った人。私たちは父に育てられた人。育てた人と育った人が、理不尽な目に遭い続けてきた子どもによくそんなことが言える。

・感謝されるためにやったのか?

・やるやらないは自分で決めればいいことなのではないか? (世の中にはこれが当てはまらないケースがあることも重々承知しているが)

などなど、呪詛のような文章が頭をぐるぐるすること数分。このときの私はきっと、あくどい顔をしていたでしょう・・・ああ我ながら恐ろしい。

結局、祖母が伯母に、我が家は喪中であることを口頭で伝えてくれることになりました。

・・・

ところで、私は祖母と話しながら上記のような正論を脳内で展開させていたわけですが、その直後に読んだ本にこんなことが書いてありました。

正論が通じない理由のひとつは、正論を言うとき、自分の目線は、必ず相手より高くなっているからです

ま、まさに!!

相手は、正しいことだからこそ傷つき、でも正しいから拒否もできず、かといって、すぐに自分を変えることもできず、『わかっているのにどうして自分は変われないんだ』と苦しむことにもなりかねません。正論は、相手を支配します。ですから相手は、あなたのことを『自分を傷つける人間だ』と警戒します

この文章を書いたのは、山田ズーニーさん。『話すチカラをつくる本』という文庫です。

私はよく、正しい人というのは他人に厳しいと感じます。
自分は間違っていないという確信があるから、発言に躊躇がない。言われた方は最初はムカッとくるけれど、あとにズドンと落ち込む。なんていやな人なんだろう。

その、いやな人になるところでした。(ちょっとなってるけど)

山田ズーニーさんは、「誤解を解く」というテーマで白いカラスの論法というのを紹介しています。

たとえばあなたが「カラスを白だと言った」と誤解されたとします。たいていはカッときて、「私がカラスを白いと言ったって? とんでもない。私はそんなことを言ってません。言ったんなら証拠を見せてください」とやってしまいがちです。(私もやりそう)

そうではなく、大切なのはまず「問い」をはっきりさせること

1.問題の一番根っこの「問い」は何か? → カラスは何色か?
2.相手はそれについてどう思っている? → 黒だ
3.自分はそれについてどう思っている? → 黒だ

これでいきますと私と伯母の場合、

1.問題の一番根っこの「問い」は何か? → 今回の入院について私が伯母に感謝しているかどうか
2.相手はそれについてどう思っている? → 感謝していない
3.自分はそれについてどう思っている? → 感謝している

そう、感謝はしているんです。アルコール依存症の家族を入院させ、家を片付け、退院後も温かく見守るというのは本当に本当に大変ですから。

ただ、それを強要されるのが嫌なんです。それと、私たちのこれまでをまったく考えていない風なのも。

山田ズーニーさんはこうも書いています。

「『相手を元気にしてやろう』とか、『間違いを訂正しよう』とすることよりも、『通じ合う』ということが、いちばんの問題解決になっていると思います。落ち込んでいる人は、たった一人、通じ合う人がいれば力が湧くし、事実の究明より先に、自分と相手が一つの共感ポイントでしっかり通じ合えば、誤解は解けはじめます」

私と伯母の共感ポイントは、「アルコール依存症と関わることはとても大変である」ということ。

そこはわかっているのです。
でも、今すぐどうこうできそうには思えません。焦るとまたこじれそうな気がします。

でも、わかっただけ一歩前進、と思いたい。

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伯母その2

http://child-book-time.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_0725.html

↑アルコール依存症の弟ってどんなかんじ

の続きです。
伯母、すごいです。
しまいには私、怒鳴られました!

流れはこうです。

1.前回ブログに書いたとおり、伯母から強制召集がかかったので妹三人に予定を訊いてみた。
妹1→参加
妹2→参加
妹3→不参加(仕事)
私と、妹2の夫→調整中(暦通りに休める仕事ではないので)
という結果と、
日本全国にちらばっている姉妹が、たまたま来週東京で集まるので、そのとき伯母さんにも来ていただくことは可能だろうか(交通費は負担しますので)というメールを送った。

2.伯母からの返信
「東京へ行けば妹3も参加できるのか。弟(私たちの父)が死亡した場合、火葬場で最後のボタンを押すのはあなたたちだ。(離婚しているので)それから、こちらは主人も同席する。そちらも全員参加すべきだ」

3.妹3が「東京なら参加する」というので、伯母にメール。

4.伯母からの返信
「**や××で私はものすごく大変だ(←父の入院に関してどれほど苦労しているか、ずらずら書いてある)夫を何日もほったらかして、またすぐ東京まで同行してもらうのはつらい。もう少し考えてくれたっていいじゃないか。自分の親のことですよ」

・・・

「自分の親のことですよ」

この言葉で、私の中の何かがプチンと切れました。

・・・

世の中にはいろんな親子がいます。風潮としては、

「親孝行当たり前」「親は尊敬すべき」「親に感謝すべき」

なんですけど、それは誰にでもあてはまることではないと私は考えています。

私のようにアルコール依存症の父親に育てられてきた人も
親から性的虐待を受けてきた人も、
親の身勝手で乳児院や施設に預けられた人も、
みな同じように「親なんだから~すべき」といえるでしょうか。

・・・

などと考えていたら、久々に気持ちが沈みかけていることを自覚しました。

これはやばいぞ。

私は考えました。
なんで気持ちが沈みかけているのか

候補は、
1.伯母の物言いがきついので、傷つく
2.伯母がここまで強く言うということは、父の死期が近いのかも
3.自分の決めた道
<もう充分がんばった。今は夫と娘と自分を大事にしたいから、父のことは愛をもって手を離す>を、無理やり覆そうとされている

1に関しては
「伯母は私を傷つける価値のある人間か?」→「ない」
と考えて消去、

2に関しては、こうやって父と距離を置くことに決めて以来、それなりの覚悟はしてきました。「父が死んだとしても、それは家族の責任じゃない。アルコール依存症という病魔のせい」
というわけで、こちらも消去。

つまり、私は3が嫌でネガティブになりかけていたんです。

・・・

私は今回の会合に参加することをやめました。
伯母が冷静に会話できる相手ではないと思ったからです。
前向きに、冷静な話ができるなら会う意味があると考えていました。

私は叔母に電話しました。
以下、一字一句そのままです。

私「いま、大丈夫ですか?」
伯母「大丈夫よ、一人だから」(夫をほったらかして病院のそばにいるから、という皮肉らしい)
私「ええと、親だから~すべき、というのは、誰にでもあてはまることじゃないと思うんですけど・・・」
伯母「話にならん!」

ガチャ。

しばし考えて、またかけました。

伯母「そういう考えの人とは話す気にならん」
私「じゃあ、会う意味もないってことですか」
伯母「あほっ!!」

ガチャ。

・・・

やっぱり~冷静じゃない~話にならないのは、あなた~

歌でも歌いたい気分でした。

これだけの会話では、中途半端な気持ちしか伝わってないので、最後に簡単なメールを送りました。

内容は、会合不参加の理由です。

・・・

涙について考えました。

「泣くとスッキリしていい」「気持ちが浄化される」などとよく聞きます。
それは一理あると思います。

でもこうも思います。

「泣くことで自分のネガティブな気持ちが深まる」

悲しみを強く自覚するというか、よりつらくなるというか。

泣くのを我慢することはないと思いますが、泣いてくよくよするよりは、その原因をきちんと考えて行動に移す方がいいです。

まず、自分の心のために。

それから、大事にしたい人、物事のために。

・・・

夫に訊きました。

「だれでもみんな親孝行すべきって、あなたも思う?」

夫は考えながら、ゆっくり答えてくれました。

「俺は、親孝行したいと思う。そう思うように、うまく育てられたんだろうなあ。○○(娘の名)もうまく仕向けよう」

と冗談交じりに。

親孝行ってなんでしょう。

「○○が楽しそうに生きてくれたらそれが一番だと私は思うよ」

「俺もそう思うよ」

私や妹たちに対して、こんな風に思った時期が、父にもあったんでしょうか。

・・・

あったとしたら、父を今の父にしたものは、アルコール依存症という病魔です。

お酒です。

私が禁酒をはじめたきっかけは、ただの実験で、その結果、
時間、人間関係、お金、健康
といったメリットを得ました。

けれど今回こうして、改めて父の病気のことを考えると、禁酒の必要性をさらに認識しました。

・・・

伯母とはこのまま終わるとは思えません。

また何かあったら書きます。

長い文章、読んでくださってありがとうございました。

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アルコール依存症の弟ってどんなかんじ

例の伯母からメールがきました。

私の父、すなわち伯母の弟はアルコール依存症で入院中です。

これまでは、私や妹たち、離婚した母が手を尽くしてきたのですがもうやりつくしたので愛をもって手を離している状態です。
今回は、伯母が入院に関わっています。

メールの内容を要約しますと、
「**(叔母の弟、私の父)の件で私はこんなに頑張っている」
「報告と今後について話し合いたいので来月○日、△県に来て。姉妹四人全員と、そのご主人も集まるように」

・・・

横暴すぎるよー伯母さん!

すごすぎです。

△県までは新幹線等で片道二時間かかります。金銭的なことも、時間的なことも、夫の仕事の都合に関してもなんのねぎらいもありませんでした。

ひどい!
というよりは、
「あー切羽詰まってるんだなあ」
と感じます。

その気持ち、よーーーくわかるんです。前回までの入院で、私や母や妹たちがさんざん味わってきた感情ですから。
でも、私たちはこれまで、一度も伯母に頼っていません。ましてや「○月×日△県に夫も連れて来い」なんて・・・

よっぽど余裕がないのでしょう。
無理もありません。

けれど、私たちにとっては、きっと話の内容は真新しいものではないだろうし、そもそもそういう父に育てられてきたんですし、何より大事にしたい人、時間、ものがあるので、あまり気が進まないというのが正直なところです。

・・・

○前向きな話を、冷静にできるか(それを探るためにも、報告等の内容の触りだけでも聞きたいというつもり)

○場所をもう少し近場にできないか

以上2点を訊きたいというのが、私の心境です。

・・・

「あなたは来てくれなくていいからね、もちろん」

私は夫に言いました。

暦通りに休めない仕事をしていますし、資格試験の勉強だってあります。

夫は言いました。

「行ってほしいんなら、俺は行くよ。ぜんぜん構わない」

前回の入院中、夫(まだ彼氏だった)が父の病院へ付き添ってくれたときのことを思い出しました。

http://child-book-time.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_7ccf.html

↑アル中の父に対する夫の言動

私は夫に言いました。

「三年前とは違う。あのときは落ち込んでたから、あなたについてきてほしいと思った。でも今は自分の気持ちがはっきりしているから、大丈夫。行くとしても、一人で行く」

自分の気持ち
これまで私は父に対して充分手を尽くした。今は、夫と娘と自分を大事にしたい

ということです。

・・・

三年前の入院のときと違うのは、私に夫ができて、子どもが生まれたことです。以前だったらめげていたようなメールにも、めげなくなりました。

『7つの習慣』にもあるように、

刺激→反応

ではなく、

刺激→選択→反応

ができるようになったんです。

伯母との話し合いをどうするか、そもそも会うかどうか、妹たちの意見も聞いてみようと思います。

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